転移があると余命わずか!?
症状が進行していくと、癌が最初の場所で大きくなっていくのに加え、血液やリンパ液を介して他の場所にまで広がっていきます。これは大腸がんの転移と呼ばれ、リンパ節や肝臓、肺、脳、骨などに多く起こります。
リンパ節以外への転移の場合、大腸がんが末期に近い状態にまで進行していることが多いため、余命も長くはないケースもあります。つまり、他の臓器にまで広がっていると、かなり危険なことも多いのです。
症状の進行度を表す病期(ステージ)は0期から4期までありますが、リンパ節以外への転移があれば、その時点でもっとも進行した状態を示すステージ4期に該当するので、それだけでも大腸がんが悪化した状態であることがうかがえるでしょう。そうなると、余命との関係も無視できなくなるのです。
ただし、大腸がんの他の臓器(骨も含む)への転移が決定的に末期症状と位置づけられるわけではなく、特に肝臓などは手術やラジオ波治療(高温を発する針を刺して病巣を焼き尽くす方法)によって治ることもあるので、必ずしも余命が問題になるとは限りません。
リンパ節への転移の場合には、場所によって大きな違いがあります。最初にできた大腸がんの近くなら、手術の際にリンパ節郭清(かくせい)と呼ばれる方法での治療ができます。簡単に言うと、近くのリンパ節も一緒に切り取ってしまう方法です。これに対し、遠くのリンパ節にまで広がっていると、末期になり余命が問題になるケースもあります。
このように、大腸がんの転移は余命に直結するケースもあれば、治療をすれば克服できる段階にあるケースもあります。余命の判断は個々のケースによっても考慮しなければならないポイントが多いので、最終的には主治医に尋ねておく必要があります。
気をつけておきたいのは、医師の宣告する余命も正確ではないということです。あくまで目安に過ぎないので、絶対的な基準として考える必要はありません。
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